短時間労働を希望する方にとって、パートタイムという働き方は理想的でしょう。そのため、パート勤務に従事する介護職は、仕事と家事や育児を両立させたい主婦層が目立ちます。ただし、短時間勤務ができるものの、給与が少なくなる問題はあります。それに、賞与や退職金などの福利厚生が期待できないなど、正社員と比較すると劣ってしまう部分も多いでしょう。

とはいえ、生活スタイルに合わせた働き方ができる点はかなり魅力です、しかも、時短勤務なのでストレスが溜まりにくく、正社員ほど責任が重くならないなどのプラス面もあります。したがって、パートという働き方を選択する人の中には、職場との相性を確かめるために、とりあえずパート勤務を選択する人も少なくないようです。そして、こういったケースでは、相性が良い職場だったときには、将来正社員を目指す人も多いでしょう。

ちなみに、将来的に正社員を目指す場合は、正社員への登用制度のある職場を探すのが得策です。また、あくまでパート勤務として働きたいのであれば、職場側が勤務時間を厳守してくれるかどうかを、きちんと確認しておきましょう。

当初は1日4時間勤務で契約したのに、慣れてくると6時間や8時間勤務を要求してくる職場は、人手不足の事業所でよく耳にします。また、勤務日数は週3日で契約していたのに、4日や5日勤務を求めてくる職場もあります。ですから、入職後に条件を変更されないためにも、事前によく確認しておく必要があるでしょう。