パートとして介護の仕事を行う場合、時間を限定して働ける点が最大のメリットと言えるでしょう。パートの場合は、スキマ時間を利用して一日に数時間だけ働いたり、週に数日という働き方が可能です。もちろん、フルタイムで働くこともできるので、働き方の選択肢が豊富な点もメリットと言えます。

それに、パート勤務は残業を求められることが少なく、事前に相談しておけば、夜勤をしなくて済みます。そのため、家事や育児との両立がしやすくなり、休日はしっかり身体を休めることもできるでしょう。介護業界は依然として人手不足が続いているので、正社員同様にパートの求人は多く、自分らしい働き方を考える場合は有効な選択肢だと思います。

ただし、パート勤務の介護職は、正社員に比べると福利厚生が薄くなる傾向にあることは、覚悟しておかなければなりません。厚生年金などには加入できても、家族補助は対象外になるケースがほとんどです。また、正社員であれば原則として終身雇用になりますが、パート勤務の場合は、施設等の都合で解雇されるリスクも高くなりますし、正社員のようにボーナスが支給されることはなく、昇給もされないのが一般的です。それ故、収入を重視した働き方を望む場合は、正社員への登用を視野に入れるほうが良いでしょう。

ワークライフバランスを重視した働き方が出来るパート勤務は魅力的ですが、当然ながらデメリットもあります。ですから、働き方を考えるときには、これらを踏まえてじっくり検討しましょう。